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玉川温泉での経絡マッサージ修行~その8

2007年07月15日 [記事URL]

2007-07-15 19:09:21


1つ歯車が回りだすと
次の歯車が回りだす。

一人信頼してくれたお客様がつくことで
その方がくり返し来てくださる。

一人感動してくれたお客様がつくことで
そのお仲間を紹介してくださる。

セラピストの仕事の醍醐味も
やりがいを一番感じるのはそこにあるのでは・・・

自分のなした施術を認めてくれた事実は
仕事という範囲を越えて、使命感すら覚えるものです。

逆に、自分の施術に満足していただけなかった場合は
これは、正直気落ちしてしまうものです。

自分のいたらなかった点を見つけたり、反省したり・・・
特に、経験が浅いうちは自信がつくまで
よりタフであらねばならないかも知れません。

谷口学院長に入校後すぐに教わった事の1つに、

「来たお客さん10人中10人を満足させようと
するなんて絶対無理!

10人中7人を満足させて上げれたら
それで十分です。

残りの3人を何とかしようと思ったら
それはもう、すごい勉強をしないと駄目です。

その勉強は多くの時間とお金がかかります。

有名な先生のもとに弟子入りする必要もあるかもしれません。

本当にそれをしたいのなら、目指すのはいいけど
私もそれをしてきたけど半端じゃなく大変ですよ。

セラピストとして活躍するのなら
私が教える内容でまずは十分です。

自分がどこまでは対処できて
どこから先は、医師や治療家につなげていくべきか
その範囲をわきまえていたらいいんです」と。

これまで、何名か私が施術したお客様とのエピソードを
紹介してきましたが、

私は、はじめから「この人をリピーターにしてやろう」
なんてことで、対応はしていませんでした。

どちらかというとなるべく謙虚に
自分のできる精一杯のことをして差し上げるだけでした。

まだまだ経験の浅い中でしたから
1回1回の施術が真剣勝負でした。

その中から、リピートしてくれたら
それだけで逆に「本当にありがたい」と思っていました。

でも、「10人中7人」でもいいんだと思うと
案外自然と、肩の力がぬけて気負いすぎず、ちょうど良いかもしれません。

8月のお盆期間に入りました。
玉川温泉に訪れる人もかなり増えてきました。

リピートして施術を予約してくださる方が増え
連泊される方は約8割、次の予約をしてもらえてました。

その方々の予約の隙間に当日受付を加えるのですが、
お盆期間中は1日に1~2名しか受付できない状況になりました。

そのため、来られたお客様の希望の時間に
お受けできず、何人もお返ししてしまいました。

通常は18時で終了していたのですが
どうしてもと依頼され時間を延長して行いました。

自分自身もどこまでできるのか限界への挑戦でした。

朝の9時から夜の10時まで。
正味の施術時間だけで500分オーバーです。
人数的には、40分の施術を13名。

それだけやると、さすがに私も体力的にきつくなりました。
手も、特に5歳の時に車のドアに挟まれた怪我で
発育の悪い左親指が限界に達しました。

そのため、どうしても両手で指圧をしないとならない
場合以外は、右手で姿勢をアレンジして行ったりしていました。

まさに「必要は発明の母」状態でした。

また同時に、施術法も同様に開発しました。

基本的な経絡マッサージを基により細かく、
また角度や圧をかえてバリエーションを作りました。

それは、基本の手技の組み合わせと
骨格と筋肉の位置関係が分かれば

お客様のコリやハリの状態を手からスキャンして
オーダーメイドのような施術をできます。

それにしても、今思い返しても
自分なりに頑張ったと思います。

体は1日10名もしていくと
やはり疲れてきますが、お客様の期待に応えられて

「ありがとう、楽になりました」と言われてお金をいただく瞬間は、
それまでしてきた仕事とは、一味違う感動があるものです。

また、下世話なところまであえてお伝えしますが
財布にどんどん現金(お札)がたまり、膨らんでいく感じも
リアルに稼いでいる感じがとてもするものです。

(つづく)



東 佐知子さん(マッサージ、整体受講)

2007年07月13日 [記事URL]

・ なぜスクールを探し始めたのですか?

漠然と、マッサージには興味があり、独学で友達や両親のマッサージを
していたのですが、もっと効果的にマッサージができたらな・・・
と考えていた所、会社より「店舗内でマッサージ事業をやらないか」
と声がかかり、最初から「プロになる」つもりで、スクール探しを始めました。


・ 何を見て日本ボディーケア学院を知りましたか?

インターネットで、あちこちの学校を検索、閲覧をしました。
私が選ぶ条件としては・・・
「マッサージを事業とするにあたって、保険が使えるスクール」
「できるだけ短期間で学べて、実技も理論もしっかり教えてもらえる所」
という所でしたので、最終的に「マッサージ プロ 損害保険」
で検索してもヒットしたスクールが「日本ボディーケア学院」
だったので、すぐ資料請求しました。


・ 資料を見て最初どう思いましたか?
(この資料っていうのは入学後に送られてくる資料っていう事でコメントします)

DVDの量が半端じゃないなーっと、驚きました。
全部見るのにたっぷり時間がかかりますが、理解しずらい所を繰りかえし
みれるのでとてもありがたかったです。


・ 見学会に参加してどう思いましたか?

私の場合、会社から事業立上げの為にスクールに通うわけですから、
「勉強したけど、お店を出せる技術が身に付かない」
っていうのは洒落にならないわけで、見学会では
「ひとり立ちできるくらいの技術と知識を提供してくれるのか?」
という不安と疑問を払拭したい(してほしい?)と思って参加しました。
帰るときには、行くまでに考えていた疑問は無くなってましたね。
「このスクールを見つけてよかった。明日会社に報告しなきゃ」
そんなこと考えれるくらい、やる気になってました。
見学会に参加すれば、直接先生達と話したり、質問できるので
いっきに不安が解決されました。


・ 入学して講義の内容はどうでしたか?

もっと難しい講義かと思ってたのですが、自分に関わりのある事
ばかりなので、聞きやすかったです。
あと少人数制なので、質問が気軽にできたのが良かったです。


・ 終了して今の感想を教えてください。

もっともっと勉強したくなりますw
基礎は教えてもらいましたので、もう少し自分で深く掘り下げたいです。
あと、谷口先生と日本ボディーケア学院に出会えて(選んで)
本当にラッキーだったと思います。


・ これからどうやって学院で学んだ事を活かすつもりですか?

もともとボディーケアサロンを開くつもりで勉強たので、開業します。
今月修了証書を頂いたばかりなのですが、先日、手ごろな物件を見つけたので
間借りでなく、本格的に店舗として来月にオープンできたらと考えています。
現在、事業計画をつくったり、店内プランを立てたり大忙しです。
きっとよその学校であれば、ありえないスピードだと思います。
日本ボディーケア学院では、独立・開業できるスキルが
本当に身に付くっていう事を実感しました。
教えていただいた先生達にいい結果報告ができたらいいなーと思ってます。




マッサージ、整体で独立開業をサポートするスクール 日本ボディーケア学院



玉川温泉での経絡マッサージ修行〜その7

2007年07月10日 [記事URL]

2007-07-10 17:13:05

多くの病を患った方が湯治に訪れる玉川温泉ですが、
私が施術した半分の方は

何かしら患っている、ないし患っていた方達でした。

そして、その中の半分の方は
「がん」を患っていた方達でした・・・


私が初めてのお客様に施術する時

「玉川温泉へはたまに来られるのですか?」と

質問させていただいていました。

この質問で大体の方が
「なぜ、玉川温泉に来ているのか」教えてくれます。

「いや〜、○年前にがんの手術をしてね〜・・・
年に1回は1週間だけでも来るようにしてるのよ」

とか

「ワシも10年前はお兄さんと同じくらい体格が良かったんじゃが、
胃がんで半分取っちまったから、この通り痩せ男じゃよ、ワハハ」

とか

「テレビの制作やっていたんだけど、ストレスでがんになっちゃって・・・
うちの業界多いのよね〜・・・」

などなど、がんの既往歴をもった方が多かったです。

(注:玉川温泉に行けば誰もが必ずがんが治るということではありません)


ある朝、30歳位の女性、石田さん(仮名)が施術を受けに来られました。

その時は、特にご本人からは
「千葉県から来てます」ということと、
「数年前に病気で」ということだけお聞きしました。

翌朝、その石田さんのお母さんが施術を受けに来られました。
そして、

「娘が昨日来たと思うんですけど、
3年前にがんの手術をして・・・仕事のストレスが原因みたいなんです。
でも、また会社勤めをして、接客の多い営業をしていて、
また体を壊すんじゃないかと心配で・・・
でも、年に2回玉川に来てるんですけど、調子が良くなるみたいなんです」

さりげなく語られましたが、悲痛な母の叫びでした。
愛娘ががんになり、さぞ心痛も大きいこととお察ししました。

施術が終わったあとに
「今日空きの時間があったら、また娘に施術していただきたいのですが」と。

「娘が、先生の施術はとても楽になるよと言っていたので。。。
私も今受けてみて納得しましたので。。。」

ということで、その日また娘さんを施術しました。

その娘さんが料金をお支払いの際に、
「あと5日滞在するので、5日分、母と私の予約をお願いします」と。

「先生のような施術は受けたことがありません。
1回でも多く受けておきたいんです・・・」

私は、商売としてリピーターが作れたというより
「信頼してもらえたんだ」と、胸が熱くなりました。

最終日、母子が帰京の際にあいさつに寄ってくださり
お菓子と、5,000円のチップをいただきました。

感謝


経絡マッサージの「可能性は計り知れない・・・」
と思いました。

最近は、がんの低年齢化が進んでいるようです。
外的要因として、発がん物質を体内に入れるということより
ストレス社会を反映してか、精神的なところから
がんを発症してしまうケースが増えているようです。

また、がんにならずとも、女性の社会進出が進み
仕事で責任ある立場を担う方が増える中で、
長時間残業や、プレッシャーを処理しきれずに、
体調を崩される方が増えてきているように感じます。

状態が深刻になる前にケアできたら
どんなに沢山の方達が、救われるかといつも思います。

セラピストの仕事は使命が大きいと感じます。
また、ご自身や家庭でのセルフケアの方法を
お伝えして行くことも大切な仕事だと思います。

(つづく)





成尾幸恵さん (経絡マッサージ、整体)

2007年07月09日 [記事URL]

・なぜスクールを探し始めたのですか?

私は19年エステの仕事をしています。
指、手首の激痛がきっかけで診察をうけたところ、
慢性化した腱鞘炎と指関節の変形で、
ドクターストップがかかりました。

指は明太子のように腫れあがり、握りこぶしもできません。
両手首はテーピングで固め、しだいに肘も曲がらなくなりました。

鎮痛剤を服用し、氷水を作り置きして、都度腕を浸けて冷やしながら、
お客さんのお手入れをしていました。

このままでは大好きな仕事を続ける事はできないし、
過去に別のスクールで教わった施術をしているのに、
なぜこんな痛い目を見るのだろう・・・と、常に疑問を持っていました。

しかし私が指導を受けたスクールや先生は存続しておらず、
質問や相談をできる場は全くありません。

あまりの痛みに仕事を辞める事も考えました。
いや、もしかしたら、もう一度勉強をしなおす時期に
差し掛かっているのかも知れないと思いました。

本当に信頼できるスクールを求めて、インターネット、
セラピスト関連の書籍、スクールの口コミ評判など、
数ヶ月に渡り、できる限りの情報収集をしました。

そんな時、日本ボディーケア学院のホームページを
見つけ、早速資料を請求しました。

届いた資料は、文章だらけ。
率直に、字が多っ!!と思いました。

通信通学あわせて、数十のスクールの資料を同時期に取り寄せましたが、
日本ボディーケア学院の資料は郡を抜いて字が多く、

きれいなイメージ写真も、セミヌードの美人モデルも登場しませんし(笑)
上質な厚紙?でもなく、 一番質素な資料でした(笑)

しかし私は、資料に無駄なお金をかけていない事に好感を持ちました。
どうだ!全部読んでみろ~!と、挑戦されてると思いました(^^;)

実際、他校の資料はパラパラ読み程度で、きれいな写真やイラストが目立ち、
全て目を通しましたが、真剣に読み込むという感じにはなりませんでした。

それから、資料の中にあるように決める前に説明会へ申込をしました。
説明会に参加して、個別相談して頂き、どんな質問疑問にも、
谷口先生は真剣に聞き入り、丁寧に受け答えして下さいました。

私の抱える不安を一つ一つ取り去ってくれたのです。

大量の資料を取り寄せたため、入校をすすめる電話勧誘責めには、
仕事もできなくなるぐらい、断るのも大変でうんざりする程でした

中には、他校の悪口を名指しで提示するスクールもあり、がっかりです。

その点ボディーケア学院は、本当に一度の連絡もなく、
「自分で決めて下さいね」 と、あっさりしていました。
「自分で決める」という時間を頂いたことがよかったと思います。

私は高溝先生に教わりましたが、
「目からウロコが落ちる」内容ばかりでした。

これまで疑問に思っていた事も数々解決し
新たな手技を身につける事ができました。

間違えて思い込んでいた事や、
なぜこんなに指や手首を痛めたのかもわかりました。

学院での実技を重ねるごとに、不思議な程
手の痛みはなくなり、指が腫れあがる事もなくなりました。

同じクラスの方達とも仲良くなり、お互いの仕事のことや
今後の展望を話したりと良い刺激を受け、
毎回学院に行くのが楽しみでした。

高溝先生は本当に良い先生で、細かく丁寧に様々な例を取り上げながら
わかりやすく講義をすすめてくれました。

物覚えが悪くワンテンポ遅れる私でも安心でした。
スクール終了後、高溝先生と離れるのが寂しいと思いました。
尊敬できる先生で大好きです。

これから学院で学んだ事は、まだまだものになっていないと自覚しています。
知識技術面ともに、自分自身に不安があります。
さらに精進だと思っています。そのためには、DVD教材はとっても助かります。

私のお店では、素肌へのトリートメントがメインなので、
衣服やタオルの上からのマッサージは、実践できていませんが、
応用してスポット的な手技を加えたり、以前より丁寧にアプローチできるように
なり、首や肩が以前より楽になったと、好評を頂いてます。

また、お客さんとの雑談の中に少しだけ中医学の話しを取り入れながら、
経絡マッサージや整体に関心を持ってもらったり、話せる内容の幅も広がりました。

歩みの遅い私ですが、今後も谷口先生のもとで学び、実践する事を続けて行きたいと思います。
学院があり、信頼尊敬する谷口先生と高溝先生がいるので安心です。

心強く前向きな気持ちになれます。

今後学ぼうとする方々には、私が過去経験したような、突如スクールがなくなったり、
信頼できる先生がいない・・・など、途方に暮れるような思いをしてほしくありません。

日本ボディーケア学院を選んだ事は、あらゆる可能性が広がり、今後宝となる確信をしています。

大阪市 成尾幸恵さん




マッサージ、整体で独立開業をサポートするスクール 日本ボディーケア学院



玉川温泉での経絡マッサージ修行〜写真編2

2007年07月04日 [記事URL]

2007-07-04 12:53:47

前回に引き続き、写真で玉川温泉を紹介します。

まずはこちらをご覧ください。↓


tamagawa_obuke.jpg



これが、「大噴」という、玉川温泉の源泉の場所です。
説明書きの看板がありますので、そちらをご覧ください。↓

tmagawa_kanban.jpg



毎分8,400リットルも湧き出てくるとは凄いですよね。
黄色く見えるのは硫黄の成分です。

酸が強いので、貴金属は腐食が進みます。
ホテル内もテレビなどの電化製品は新しい棟を除いて部屋にはありません。
見たい場合は、娯楽室や、大浴場のフロントロビーで見ることになります。
知らない人みんなで、テレビを観るのって不思議な感じです。

車も傷みが早まるので、従業員や連泊する人は遠くの駐車場に止めたりします。
いやでも普通の場所ではないということが分かります。

そして、メインの岩盤浴スポットはこちらです。↓

tamagawa_onsen.jpg




緑のテントのある場所です。
このテントはこの岩盤を愛する有志の方々が立ててくれたものです。
この、エリア自体は国立公園内で、秋田県が管理している場所なので
ホテルを運営している会社が、ここまで設備に手をかけられない所なのです。
(このテントがこのままあることが許されているいきさつはわかりません。)

手前のテントで12畳位の広さです。
この中の岩盤は特に安定して暖かく、一番良いスポットになっています。
風雨、雪をしのげるように最低限の設備ですが、ありがたいと思います。

そして、24時間岩盤にあたりたい人はここを出入りしています。
もちろんこのスペースはお金は要りません。
ただし、すべて自己責任となります。

私も何度か岩盤浴したことがあります。
背中からじわじわ暖められ、汗がどんどん出てきます。
このような自然のまっただ中ですので、大地からエネルギーを
ゆずり受けてるような感じはものすごくあります。

あまり抽象的な表現をすると誤解を受けますので
これ以上は控えます。

こんな山奥の岩盤ですが、これを求めて日本全国、海外からも
人々が押し寄せるのです。

大病を患った方も来られますが、普通にお疲れになった方や
癒されたい方、エネルギーを充填したい方にも良いと思います。

スポーツ選手や、芸能人、アーティスト、大会社の経営者の
方々も、よくおしのびで来られていると父から聞きました。

(つづく)



玉川温泉での経絡マッサージ修行〜写真編

2007年06月29日 [記事URL]

2007-06-29 01:07:51

今回は、写真で玉川温泉をご覧ください。
修行していた時、休憩の合間に撮影したものです。


tamagawa_hotel.jpg


まず、上の写真はホテルの外観です。
写真の右の方が切れていますが、この先の方に大浴場やホテルのフロント等
メインの建物があります。

私がいたマッサージ室は、矢印の建物にあり、「はなれ」に近い感じのところです。
写真の左側には、源泉が湧き出ている「大噴」と呼ばれる場所があり、
そこから流れてくるお湯が、川となっています。

湯けむりが、部屋にも入ってくる棟なので、
建物は古いですが、より玉川温泉の効能を吸収したいと思う方は
ここの客室に泊まられるそうです。


tamagawa_steam.jpg


次は、源泉のある「大噴」にいく途中の歩道辺りです。
98℃もある源泉のお湯が川となって流れてくるのですが、
立ち昇る湯けむりは相当な量になります。

写真の左手に人が座ったり、寝袋に寝ています。
ぜん息など呼吸器系の疾患を患っている方々です。
この湯けむりを吸うために、ここに来ています。
その科学的根拠は私には説明できません。
あまり、吸い過ぎると中毒になる危険性がありますので
むやみに真似はできません。

この道は、普通の散策用遊歩道です。
他の温泉地では、このような光景はあまりないと思います。


tamagawa_ganban2.jpg


次は、先の写真の左手のエリアです。
ここにも人が寝ています。

玉川温泉で岩盤浴をするにはゴザを敷き、その上にバスタオルを敷き、
自分にもタオルをかけて寝そべるのが一般的です。
ちなみ、ゴザは売店で売っています。

顔には直射日光があたらないように、日傘をおきます。
この場所は岩盤浴のメインの場所ではないのですが
ほどよく地熱があります。場所によって温度が違うため、
常連の方は自分の好みの温度の場所を見つけて岩盤浴をします。

私もここで、寝てみたことがありますが
1時間とか長めに岩盤浴をしたい場合はいいかもしれません。

ただ、寝ていた時に「先生もどこか悪いんですか〜!?」と
大きな声で施術したお客さんに見つけられ、
焦ったことがあります。。。(苦笑)

次回は、源泉の場所と、岩盤浴のメインの場所の写真を
アップします。

(つづく)





玉川温泉での経絡マッサージ修行〜その6

2007年06月26日 [記事URL]

2007-06-26 23:50:37

東洋医学と一般的に言いますが
基になっているのは中医学です。

中医学とは、
中国伝統医学の略した言い方です。

日本が西洋文明の影響を受ける近代に
主にドイツ医学をいわゆる西洋医学と呼び、

当時、漢方医学と呼んでいたものが
次第に東洋医学と言うようになったといいます。

その中国伝統医学は、歴史はゆうに4000年以上あり、
今日にいたっても、実用され、研究されています。

考えてみて欲しいのですが、
4000年以上も受け継がれてきたという事実は
何を物語るのでしょうか?

適当なウソの理論や、技術であれば
人々に支持されるはずはなく、

当の昔に無くなり、
消えていたのではないでしょうか?

科学技術が発達した今日この時においても、
残っているという事実は、

普遍性のある「本物」である
ということだと思うのです。

三井さんは、計13日間、1日をのぞいて毎日連続で
私の経絡マッサージを受けられました。

3日目、マッサージ室に来られた時に、小さな声で

「何か先生の施術を受けてから、体がとても軽く感じるんです・・・
こういう感覚は、初めてです・・・」

「なので、滞在中は毎日受けたいんです」と。

私はこういう反応をしてもらえるとは
全然思ってもいませんでした。

この時は、私も
「それは構いませんが・・・??」と

いいのかなぁという感じでした。

5日目に、三井さんは自分がどうして玉川温泉に来ているのか
前回の内容のように、打ち明けてくれました。

6日目にご主人が一緒に現れ、

「先生、家内がお世話になります。
家内が日に日に明るく元気になってきました・・・」

という、挨拶を受けました。

三井さんは次第に、打ち解け、
世間話もするようになりました。

1日私が休みをとって、その翌日9日目。

「先生、私、なんか歩きたくなって
昨日はホテルの周辺の山道をハイキングしたんです。

そしたら、急にたくさん歩いたんで
筋肉痛になってしまいました・・・」

「え〜っ、筋肉痛??ですか〜?」と聞くと

「それだけ私、元気なって来たんだと思います。
そんなこと、入院してからこの数年、全く無かったんですもの・・・」

そう言って、微笑む三井さんを見て
とても、嬉しくなりました。

人は、変わるものだと思いました。

人は、生ある限り、元気になりたいのだと思いました。

そして人は、ちょっとした処置でも、
大きく変わるのだと改めて気がつきました。

私が行ったのは、
ただの「経絡マッサージ」です。

ほんの5ヶ月前から始めた
「経絡マッサージ」だったのです。

それが、

数年間、病に打ちひしがれ、
幽霊のような姿で歩いていた三井婦人に、

元気を与えられる存在になれたのです。

これは、私に何か特別な力があったとか
そういうことでは無いと思います。

私はただ、私に身を任せてくれるお客様に対し、
施術を通してお金をいただく訳ですから、

その期待に、少しでも多く応えられるように
ということと、

「体」や「心」の不調が少しでも
良くなるように、良くなるようにと

してきただけです。


そしてそのベースに、

谷口学院長から教わった
「経絡マッサージ」の技術と知識があったのです。

気の流れと、病の関係。

各経絡の走行と、肉体面、精神面での影響・・・

骨格や筋肉などの解剖学的基礎知識。

お客様との接し方、などなどです。


私はその夜、
秋田から大阪にいる学院長に、メールで報告しました。

谷口先生に教わったおかげで、ここまで人に支持されるように
なりましたという感謝の報告です。

すると翌朝、次のようなお返事をいただきました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(原文)

安保さん

おはよう!
玉川温泉からの近況報告有難う!

1日平均7〜8名というのは凄いですね。

また、最初は確かにきつかったと思いますが、だんだんと
慣れてくるものなのですよね。

やっぱり人間って凄いものですね。
でも、これは安保さんに強い意志があるからこそだと思います。

また、ガンの既往歴を持つ、本当に健康のありがたみを一度、知った人達
からリピートを多くいただけるという事は安保さんの技術が
テクニックだけでなく、本当の癒しというものに高まって来ているからだと
思います。

もしかすると、安保さんはやはりこの仕事をするために
生まれて来たのかもしれませんね。

そして、それに出会うために今までの回り道があったのかも
しれません。

今回の玉川温泉での経験は安保さんの今後を占う、とっても大切な
時間になるのかもしれません。ぜひ、120%の力でがんばって下さい。

とことんやった人のみがブレイクスルーの瞬間を体験できる!

安保さんも、そんな時期に来ているのではないでしょうか。

帰って来た時の安保さんが楽しみです。

それでは、また!

日本ボディーケア学院
谷口 光利

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私は、大きく励まされました。

なるべくして、セラピストになり、
この山奥の小さなマッサージ室に来たのか・・・と感動しました。


三井さんは、13日間の施術が終わる頃には、
笑ったり、冗談を言ったり、
本当に、普通のご婦人の表情になりました。

体は、走ったりスポーツできるようなところまでは
もちろん行きませんが、

人間的に本当に普通になられました。

最後の施術が終わり別れ際、
ご夫婦でとても喜んでくださいました。

私でも人助けが出来たんだと、胸が熱くなりました。

ご安泰に過ごされていることを念願しております。

(つづく)





玉川温泉での経絡マッサージ修行〜その5

2007年06月24日 [記事URL]

2007-06-24 16:48:07

秋田県・玉川温泉・・・

そこに訪れる多くの人は
大きな病気を経験され、

その後、その病が再発をしないように、
自身の自然治癒力を高めるために訪れる方が多いです。

病気の種類もさまざまで
ガン、ぜん息、リュウマチ、脳梗塞、アトピー・・・

医者にかかり、クスリを飲みつつも
症状の改善が思うようにいかない場合、

玉川温泉の大地から湧き出る
微量の自然放射線を含むラジウム温泉と、

天然の巨大な岩盤に身を任せ
「心身の再生」をはかるのです。

ですので、観光が目的という方は少なく、
病に苦しむ方と、その家族や知人の方が多い所です。

2日目の朝が来ました。
10時スタートでしたので30分前にマッサージ室に到着。

シーツや手ぬぐいの整理などしていると、
ものすごく「か細い声」で

「あの〜・・・、10時からできますか?・・・」とご婦人の声。

「はい、大丈夫ですよ。10分後にいらしてください。」と私。

「わかりました・・・」と言い残し、近くの休憩室に。

「サーッ」と一瞬何か身の毛がよだつ感覚を覚える私。

10分後いらしたそのご婦人、三井さん(仮名)は、
細身で身長170cmくらい。

45歳前後とお見受けしましたが、
髪は年齢以上と思えるほどの完全な白髪。

こう言っては、失礼かもしれませんが、
三井さんに精気は全く感じられず、「幽霊みたいな人」だと、思いました。


肩や腰というようなリクエストは特になく、
全身の施術でいいということで、経絡マッサージを始めました。

「玉川温泉へは、時おり来られるのですか?」と尋ねました。

「2回目です・・・」とだけか細いお返事。

何かとてつもない悲しみを背負ってるようでした。

あまり話しかけるのもはばかられ、
時間内で精いっぱいの施術をしました。

終わって帰られる際に、とくに言葉はなく
「スーーゥ」と消えるように部屋に戻られていきました。

私は、自分自身も気を抜かれたような感覚にとらわれ、
次のお客様に、平常心で望めるようにと

手を洗い、うがいをし、
窓を開けて換気し、東京から持ってきたアロマオイルのラベンダーを
部屋に漂わせました。

それで、何とか自分を取り戻しました。


さて、この三井さんは、翌日も来られました。
そして、帰りにその次の日の予約を入れていかれました。

そしてその次の日は、あと11日間滞在するということで、
残り11日間の予約を入れてくださいました。

施術を開始して5日目に、三井さんは自分のことを話してくれました。

愛知県から夫婦で玉川温泉に来られ、
その4〜5年前に、後頭部の腫瘍を取り除く手術をした際に、
誤って脳の一部にダメージを受け

以後、体を動かすことが
ほとんどできなくってしまったそうです。

手術前のドクターの説明では
そのような危険性は知らされておらず、

医療ミスでないかと病院側と争ったそうです。
しかし、一切非を認めてもらうことはでず泣き寝入り。。。
(医療ミスかの判断は三井さん側の話ですので、客観的事実かは判断できません)

病気になる前は、趣味のテニスを楽しんだりと
活発な方だったようですが、
病気を境に人生が一転してしまったのです。

何度も死のうと思ったこともあったそうです。
ですが、ご主人に励まされ、地道なリハビリ訓練を続けて来ました。

この1年でやっと一人でゆっくり歩けるまでになったそうです。

そして、神経系の病気にも良いという噂を聞いていた
玉川温泉に湯治に来られたのでした。

三井さんが全く精気が無かったのは、そのためだと解りました。

計13日間、三井さんは経絡マッサージを受けられました。
その効果については次回に。

(つづく)





1ヶ月600人施術する男

2007年06月21日 [記事URL]

2007-09-19 19:50:38

こんにちは、安保です!

今日は最近近況を連絡していただいた
千葉県の野本さんの卒業後の「今」をご紹介します。

野本さんは約1年前に「経絡マッサージ」と「PNFストレッチ整体」を
受講されました。

我々の所へ来る前に、盲学校にて3年間、あん摩マッサージ指圧師の
勉強をされて来ました。

そう、彼は視覚障害をもたれたマッサージ師なのです。

昨年12月で、学院の授業は認定試験まで済ませ
今年1月より県内の介護施設に付属の整形外科に勤務されました。

近況には、


ご無沙汰しています。
いつもメールの送信有り難うございます。
わたしは現在、整形外科で治療家として、月に600人程度の施術を行っています。

患者さんは、お年寄り(平均80才ぐらい)です。
施術時間は、一人10分前後です。
やはり、疾患は脳梗塞後の片麻痺がいちばん多く、
次いで、変形性膝関節症、腰椎圧迫骨折、脊柱管狭搾症などの
疾患をもった患者さんがいます。
主訴は、肩こり、腰痛、膝痛、しびれなど。

学院で学んだ「PNF」は、最後の仕上げで使っています。
10分前後で納めるため、全身はできません。
どうしても局所治療になってしまいます。
マッサージ(デルマトーム(神経路)を考えながら)で痛みやしびれを軽減、
筋肉をほぐした後に軽くPNFを入れています。
つねに声掛けをしながら行うと全く事故は起きませんね。


という内容です。

学院に来られた時からかなり努力家とお見受けしていたので
どんどん頑張っておられるとは思いましたが、
予想を超えた大活躍だと感動しました。

まして、お年寄りの方ばかりの施術は、
一般の方より、一層気の抜けない現場だと思います。

ほとんど目が見えないということで
当然ながら人の体に触れる時や、歩く時もさぐりながらなのですが
視覚以外の感覚がものすごく敏感に研ぎすまされているのか
一度伝えたことは、実技でも理論でも一発で覚えようと
もの凄い集中力を発揮されてたのを覚えています。

その彼が、何ゆえ学院に学びに来られたのか・・・

1つは、短期間に即効性のある整体のスキルを身につけたかったからで、
もう1つは、マッサージのテクニックをさらに磨きたかったからです。

説明会に来られた時は、私が経絡マッサージの体験施術を行いましたが、
えらく気に入ってくれたことを覚えています。

入校後の話しでは、専門学校だけではほんとに基本的な
マッサージ法しか学べず、授業の無い時間には
みんな外の治療院などへ修行に行き、そこで実践的なテクニックを
少しずつ覚えて来るのだそうです。

しかし、同窓の仲間も、自分がやっと覚えて来たテクニックは
お互いなかなか教え合ったりせず、短期間に上達するのは至難の技。
そこで、野本さんはリラクゼーション系のサロンで働きながら
短期間で、レベルの高い技術を覚えようと学院へ来たのです。

経絡マッサージでは、実技の細かいアプローチを学べたのが
良かったようです。
理論では特に東洋医学の「流注」の講義が良かったようです。

すでに、専門学校で経絡の流れや活用法は一通り習っていたので
正直、特別期待はしていなかったそうですが、学院長のわかりやすく
臨床経験を踏まえたさらに深い解釈の話しは、その後の仕事に
とても役に立っていると言ってくれました。

整体の方は、PNFのテクニックが今の職場でもそうですが
役に立っているそうです。
学院に学びに来ている時も、覚えたPNFテクニックをサロンへ来た
肩こりのひどいお客さんに早速実践して、調子にのってして上げすぎたら
「お客さんの来店頻度が下がってしまい、失敗しました!」と
笑ってたのを覚えています。

野本さん、さらなるご活躍をお祈りします!




受講後の感想★経絡マッサージ・プロ養成コースby吉野さん

2007年06月20日 [記事URL]

何か自分の体一つでできる技を身につけたい。と考えていました。

家族や身近な人達の中に疲れを訴える人がたくさんいたり、
私自身もいつも肩コリがひどく頭痛に繋がることもあり、悩まされていました。
自分の体のことも知りたいと思い、マッサージを学ぼうと決意しました。

「経絡マッサージ」を選んだのは、言葉になぜか惹かれてしまったからです。
本当に体の中から癒すことができそうな・・・そんな印象を受けました。


人の体を触るということ自体に経験が無く、不安はありました。
実技の授業では先生方自ら練習台になってくださって、
ひとつひとつ力のかけ方、方向、強さなど
丁寧にご指導してくださいました。

家では家族相手に教わった事の練習をしていきました。
その時、これまで少し肩を揉んであげたりしていた以外に
こんなに家族の体を触ったことは無かったなぁと思いました。

マッサージを学ぶことは
家族と、文字通り「触れ合う」ことにも繋がりました。

「やって欲しいと思うところを的確にやってくれるね」
と言われたことが一番嬉しかったですね。
初めの不安は少しずつ無くなっていきました。



『プロ養成コース』では
実技と経絡のことを深く学ぶことができました。
特に「流注」の授業では、終始うなづいてばかり・・・

その前に自分自身の体調を崩してしまっていたのですが
心境からくるものだったのだと良く分かったのです。
授業を通して、心と体の繋がりを知ることができました。
体というのは本当に一つの「世界」なのですね。


「もう技術は完璧だ!」と自信を持って言えるまでには
なっていないかもしれません。。。
まだまだ練習は必要だと感じています!

しかし確実に、自分の糧になっているとは自信を持って言えます。


入学した頃とは少し状況が変わり
学んだことをすぐに活かすことはできないかもしれませんが、
練習は重ねていき、自分の技として持っていきたいと思います。

卒業しても、ずっと学院の生徒であるという感覚は抜けなさそうです・・・
これからも遠慮なく質問や相談をしていきたいと思います(笑)ので、
よろしくお願いします。

ありがとうございました!!

吉野 美和


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授業最終日、修了証を持ち谷口学院長と


マッサージ、整体で独立開業をサポートするスクール 日本ボディーケア学院





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