HOME > 新着情報 > 玉川温泉での経絡マッサージ修行〜その6
2007年06月26日
2007-06-26 23:50:37
東洋医学と一般的に言いますが
基になっているのは中医学です。
中医学とは、
中国伝統医学の略した言い方です。
日本が西洋文明の影響を受ける近代に
主にドイツ医学をいわゆる西洋医学と呼び、
当時、漢方医学と呼んでいたものが
次第に東洋医学と言うようになったといいます。
その中国伝統医学は、歴史はゆうに4000年以上あり、
今日にいたっても、実用され、研究されています。
考えてみて欲しいのですが、
4000年以上も受け継がれてきたという事実は
何を物語るのでしょうか?
適当なウソの理論や、技術であれば
人々に支持されるはずはなく、
当の昔に無くなり、
消えていたのではないでしょうか?
科学技術が発達した今日この時においても、
残っているという事実は、
普遍性のある「本物」である
ということだと思うのです。
三井さんは、計13日間、1日をのぞいて毎日連続で
私の経絡マッサージを受けられました。
3日目、マッサージ室に来られた時に、小さな声で
「何か先生の施術を受けてから、体がとても軽く感じるんです・・・
こういう感覚は、初めてです・・・」
「なので、滞在中は毎日受けたいんです」と。
私はこういう反応をしてもらえるとは
全然思ってもいませんでした。
この時は、私も
「それは構いませんが・・・??」と
いいのかなぁという感じでした。
5日目に、三井さんは自分がどうして玉川温泉に来ているのか
前回の内容のように、打ち明けてくれました。
6日目にご主人が一緒に現れ、
「先生、家内がお世話になります。
家内が日に日に明るく元気になってきました・・・」
という、挨拶を受けました。
三井さんは次第に、打ち解け、
世間話もするようになりました。
1日私が休みをとって、その翌日9日目。
「先生、私、なんか歩きたくなって
昨日はホテルの周辺の山道をハイキングしたんです。
そしたら、急にたくさん歩いたんで
筋肉痛になってしまいました・・・」
「え〜っ、筋肉痛??ですか〜?」と聞くと
「それだけ私、元気なって来たんだと思います。
そんなこと、入院してからこの数年、全く無かったんですもの・・・」
そう言って、微笑む三井さんを見て
とても、嬉しくなりました。
人は、変わるものだと思いました。
人は、生ある限り、元気になりたいのだと思いました。
そして人は、ちょっとした処置でも、
大きく変わるのだと改めて気がつきました。
私が行ったのは、
ただの「経絡マッサージ」です。
ほんの5ヶ月前から始めた
「経絡マッサージ」だったのです。
それが、
数年間、病に打ちひしがれ、
幽霊のような姿で歩いていた三井婦人に、
元気を与えられる存在になれたのです。
これは、私に何か特別な力があったとか
そういうことでは無いと思います。
私はただ、私に身を任せてくれるお客様に対し、
施術を通してお金をいただく訳ですから、
その期待に、少しでも多く応えられるように
ということと、
「体」や「心」の不調が少しでも
良くなるように、良くなるようにと
してきただけです。
そしてそのベースに、
谷口学院長から教わった
「経絡マッサージ」の技術と知識があったのです。
気の流れと、病の関係。
各経絡の走行と、肉体面、精神面での影響・・・
骨格や筋肉などの解剖学的基礎知識。
お客様との接し方、などなどです。
私はその夜、
秋田から大阪にいる学院長に、メールで報告しました。
谷口先生に教わったおかげで、ここまで人に支持されるように
なりましたという感謝の報告です。
すると翌朝、次のようなお返事をいただきました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(原文)
安保さん
おはよう!
玉川温泉からの近況報告有難う!
1日平均7〜8名というのは凄いですね。
また、最初は確かにきつかったと思いますが、だんだんと
慣れてくるものなのですよね。
やっぱり人間って凄いものですね。
でも、これは安保さんに強い意志があるからこそだと思います。
また、ガンの既往歴を持つ、本当に健康のありがたみを一度、知った人達
からリピートを多くいただけるという事は安保さんの技術が
テクニックだけでなく、本当の癒しというものに高まって来ているからだと
思います。
もしかすると、安保さんはやはりこの仕事をするために
生まれて来たのかもしれませんね。
そして、それに出会うために今までの回り道があったのかも
しれません。
今回の玉川温泉での経験は安保さんの今後を占う、とっても大切な
時間になるのかもしれません。ぜひ、120%の力でがんばって下さい。
とことんやった人のみがブレイクスルーの瞬間を体験できる!
安保さんも、そんな時期に来ているのではないでしょうか。
帰って来た時の安保さんが楽しみです。
それでは、また!
日本ボディーケア学院
谷口 光利
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私は、大きく励まされました。
なるべくして、セラピストになり、
この山奥の小さなマッサージ室に来たのか・・・と感動しました。
三井さんは、13日間の施術が終わる頃には、
笑ったり、冗談を言ったり、
本当に、普通のご婦人の表情になりました。
体は、走ったりスポーツできるようなところまでは
もちろん行きませんが、
人間的に本当に普通になられました。
最後の施術が終わり別れ際、
ご夫婦でとても喜んでくださいました。
私でも人助けが出来たんだと、胸が熱くなりました。
ご安泰に過ごされていることを念願しております。
(つづく)
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