2011年12月18日
今月、ようやく増刷分の≪脚にはさむだけ!「骨盤ボール」ダイエット≫(マキノ出版)
も書店に並び始めました。
この本で紹介しているそれぞれのエクササイズのポイントをお教えしながら、
それを実際に行って頂き、また受講生の皆さんがいずれインストラクターとして、
セミナーで指導する時のポイントもお教えする講座があります。
この講座は、「骨盤ボールインストラクター養成講座」なのですが、
先日、受講生の皆さんに「骨盤ボールエクササイズ」をお教えしている時、
≪新しい事を教える時のポイント≫として新たな気付きがありました。
これは今回の「骨盤ボール」だけではなく、
新しい事をお教えする時、また反対に新しい事を学ぶ時にも
役立つ方法といってもいいかもしれません。
これは私のメルマガを読んでくださっているあなただけではなく、
私自身にも今後、役立つ方法だと思うので、
忘れないようにメルマガに投稿し文章として残しておく事にしました。
では、行きましょう!
まず、新し事を学びたいと思っている人は、とても意識が高く、
少しでも多くの事を学びたいと強く思っています。
すなわち、まず質より量を優先しがちになります。
例えば、今回の「骨盤ボールエクササイズ」なら、
「本に載っていないエクササイズを一つでも多く学びたい」と、
多くの人は考えます。
しかし、お教えする立場からいうと、まず基本のエクササイズがあり、
その基本から次のエクササイズ出来ているので、
数多くのエクササイズを学ぶより、
まずは基本をしっかりマスターしてもらいたいと考えています。
なぜなら基本のエクササイズをしっかりマスターしてくだされば、
後から出て来るエクササイズは全て基本の応用なので、
簡単にマスターできる事を知っているからです。
とはいえ「基本が大事」と、ただ言葉だけ連発しても、
学んでいる人達にはその言葉は届きません。
だから、まず「なぜ、基本が大事なのか」をしっかり伝える必要があります。
その時のポイントは、その基本のエクササイズからどうやって
次の新しいエクササイズが生まれてきたのかというその過程をお教えする事により、
次に学ぶべきエクササイズの役割をも理解する事ができるはずです。
そこを理解して頂けると「基本が大事」という事に違和感がなく、
基本となるエクササイズとの関連性も理解でき、
新しいエクササイズをマスターしやすくなると同時に、
また、忘れにくくなるようです。
英語でも数学でも「基礎が大事」という事はわかっていても、
基礎を繰り返し勉強する事は退屈です。
だから、継続できずに次の段階の事を学びたくなるのです。
次の段階の事がたまたま面白ければ、そこだけは、
しっかり勉強するかもしれない。
しかし、基礎がおろそかになっているので、
面白かった次の段階の事も、難しくなればなるほど、
次第に、その中でもわからない事が出て来る。
そこで、基礎の大切さに気付いて、また基礎をしっかり勉強すれば、
それはそれでOKですが、
面白かった次の段階で、また基礎が出来ていないために、
つまずいたりしたら、「もう、こんなのいいや!」と、
投げ出してしまう事もあるかもしれません。
だから、指導する立場からすると、基礎が大切な事は分かっている、
また、それが疎かになっていると、いつかつまずく事を知っているので、
基礎と次の段階の連動を楽しく理解できるように指導すべきです。
また、学ぶ側も、基礎がどう次の段階で学ぶ事につながっているのかを
推測しながら学ぶ姿勢が必要だと思います。
う~ん、我ながら満足。
いい事に気付きました。
これは今後、日本ボディーケア学院のキモになりそうです。
もっと若い頃にこの事に気づいていれば、
今ごろ、もっと賢くなっていたはずなのに、
改めて若い時にはしっかり勉強すべきだと改めて感じました。
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