2009年06月26日
マッサージスクール、整体学校で技術と知識を学び独立開業して成功する方法について、この所お話していますが、今日はまた少し視点を変えてマッサージスクール、整体学校の活用法についてお話しましょう。
まず、2年前から、日本ボディーケア学院では、マッサージ、また整体で卒業後、すぐに独立開業している卒業生が東京校、大阪校、共に増えています。「増えている」というのは少しおかしいかもしれませんね。「増やしている」と言った方がいいかもしれません。
それは、私達、日本ボディーケア学院が、「必要なスキルを身に付けたら、とにかくすぐに独立開業しなさい」と、勧めているからです。
では、なぜ勧めているのかというと、今は、普通にマッサージサロンや、整体の治療院に就職しても、時給がほどんど上がらないからです。なぜなら、今、街中で開業しているマッサージサロンや整体治療院は、あまりに数が多すぎて本物のマッサージや整体の技術と知識をもっていない所は、価格で勝負をし始めているからです。
価格で勝負をし始めるという事は、すなわち「集客に困っている」という事です。
だから、一番安易な集客戦略「価格を下げる」事で、勝負をかけているのです。この負のスパイラル競争にまぎれて行けば、そのマッサージサロンや整体治療院の寿命は、もう長くありません。なぜなら、すでに「集客に困って、価格を下げる」という決断を下した時から、どこかで、その分を補わなければならなくなり、それは、いずれサロンや治療院の活力を奪って行く事になるからです。
それはどう言う事かというと、セラピスト達の給料を下げるか、または「もうセラピストの給料は上げない」という決断の基に、その決定がなされているからです。こうなって来ると、セラピストの士気は次第に下がってきます。
なぜなら、価格を下げる事でお客様の数は一時期増えるでしょう。そして、セラピストは今まで以上に忙しくなります。しかし、お客様の質が大きく変わってくるのです。そして、なにより「以前より忙しいのに、給料はもう上がらない」という事がだんだん見えてくるので、仕事への情熱が醒めてくるのです。
しかし、当学院の生徒さん達は、もちろんビジネス。すなわちしっかり稼ぐために、本物の技術や知識を身につけるために学院に入学し、それらをマスターして就職した訳ですが、当学院の生徒さんに限っては「しっかり稼ぎたいんです」と、言いながら、本当は「人の役に立ちたい」と、仕事に対して熱い情熱、そして、責任感を持ってこの勉強、また仕事に取り組んでいます。
だから、たとえお客様の質が変わったとはいえ、もう給料があがる見込みがないとはいえ、自分を信頼し、頼りにしてくれている人が増えれば増えれほど、仕事にさらなる責任感を持ち、さらに一生懸命、仕事に取り組むようになる人が多いのです。
そして、その結果、多くのお客様から指示され、またスタッフ。特に経営者から頼りにされるようになります。すると、仕事での疲労が重なってくる、しかし、給料は上がる見込みもなさそう。「このままでは私が潰れてしまう」と思いながらも強い責任感から、なかなかそのサロンや治療院から抜け出せなくなってしまうのです。
こうならないために、私は今、生徒さんには「すぐに独立開業を!」と、勧めているのです。
しかし、独立開業と言ってもいろいろな方法があります。また、詳しくはいずれお話します。
日本ボディーケア学院
谷口光利
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