HOME > 学院マメ知識 > マッサージセラピストになるために修行は必要か?
2009年06月30日
「マッサージスクールで学んだ後は、やはりサロンや治療院で修行した方がいいのでしょうか?」と、資料請求してくださった方からよくメールを頂きます。ここで言う修行とは「マッサージスクールやマッサージ学校を卒業した後に、マッサージサロンやマッサージ治療院で、実地を積む必要はありますか?」という意味です。
確かに、私達の仕事は経験がものを言う仕事です。一人でも多くのお客様、また一時間でも長く実地を体験する事が、その人のキャリアとなり、また信頼にもつながるのです。しかし、もしそれが短縮する事が出来たらどうでしょうか?こんな事をいうと「人の体をケアする仕事で、時間の短縮なんかできるものか!」と、お叱りを受けそうです。確かにその通りです。マッサージや整体で人の体をケアする仕事をする人は、一人前になるために必要な知識や技術を身につける時間が必ず必要です。また、それらはそんな間単に身に付ける事は不可能です。
しかし・・・しかしです。もし、キャリアを積む時間を短縮する事が出来るとなればどうですか?
昔から「時は金なり」と言います。
だから、もしキャリアを積む時間を短縮する事ができれば、どんなに素晴らしいでしょう。
悪人にも善人にも、貧乏人にも金持ちにも平等に与えられているもの、それが「時間」です。
もし、あなたがまだ高校を卒業したての所なら、修行する事もいいかもしれません。実際、私は高校を卒業して、すぐに鍼灸専門学校に入学し、その後、柔道整復師の専門学校にも入学しましたが、その間、私はずっと整骨院や、ペインクリニックでアルバイトをしていました。
今、この仕事に自信を持って取り組めるのは、高校を卒業してから今まで、私は約27年間、この仕事一筋にやってきたからです。
しかし、当学院のサイトにお越しになる方々の多くは、すでに社会人として何年、何十年と働いて来られて、そして、今、新たな決断のもと、マッサージスクールやマッサージ学校で、マッサージや整体を学び、いすれは独立開業して自由な時間を得たいと思っていらっしゃる事だと思います。
だから、そんなに時間の余裕はないと私は思っているのですが、どうですか?
修行して修行して、ようやく自分でも納得できるセラピストになった・・・でも、それを活用して、人生を楽しむ時間が短かった。
って事になってしまえば、ある程度の年齢から、新しい挑戦をした意味があるのでしょうか?
人の人生は日に日に短くなっているのです。だから、次のステージに行くためのルートは出来れば最短距離で、また最短時間で突き進みたい。そう考えるのは当たり前だと思います。そこで、当学院では、短期間で独立開業していただく技術と知識をお教えするカリキュラムを作り上げ、それを日々磨き上げています。
しかし、ただ講義に参加し、言われた事だけをこなしているだけでは、到底、最短距離を突き進む事はできないのです。最短距離を突き進む事は、普通にゆっくり歩く事より、さらに厳しく、そしてハードなのです。
「修行」をする事はとても素晴らしい事ですが、修行せずに、同じくらいのレベルになれる方法があっても良いと私は思っています。
そして、私は「マッサージスクールやマッサージ学校を卒業したら修行した方がいいですか?」と質問してくださった方には「あなたの覚悟次第で、生徒のうちからでも修行を積む事だってできますよ」と、お答えしているのです。
日本ボディーケア学院
谷口光利
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