2014年07月05日
先日、「池上彰のやさしい教養講座」という本を読みました。池上彰さんはニュースなど分かりやすく解説されるので、とても勉強になります。その本の中で、読書と当スクールの勉強法の共通点を見いだしたのでご紹介しようと思いました。
そこには、池上さんが衝撃を受けた、ある文章が抜粋されていました。「本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。だから、読書の際には、ものを考える苦労はほとんどない。我々の頭は他人の思考の運動場にすぎない」。つまり、本ばかり読んでいてもダメで、自分の頭で考え、それをどう消化するか。そこまでやって初めて読書というのは意味があるのだと池上さんは悟ったとのことです。
これは、表現は違いますが、私が生徒さんたちにお伝えしていることと似ています。私は、マッサージ学校で習ったことを実践してデータをとりなさい、と指導しています。そして、そのデータを基に仮説をたて、違う方にマッサージをする。そういうデータの積み重ねにより自信が生まれてきます。
よく「自信がないです」という生徒さんがおりますが、そういう生徒さんはマッサージをした回数が圧倒的に少ないのです。当スクールのDVD教材で勉強して、講義を受講するところまでは、先でいう読書と同じです。そこから自分で考えながら、一人として同じではないカラダを数多くマッサージをして、その経験を活かしていくことで、勉強してきた意味が出てきます。勉強することは楽しいことです。しかし、学んだことだけに満足していませんか?本当は、そこから先に意味があるのです。
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