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2014年03月10日
マッサージ学校の今日の様子です。東京校でPNFストレッチ整体の講義が行われています。当スクールでは、当スクールの整体を受講される生徒さんのほとんどが、当スクールの経絡マッサージ本科コース修了生です。そのため、カラダの骨格や筋肉についてはご存知です。しかし、講義で教えてもらい、テキストで図を見て、DVD教材で予習や復習をしても、実際のカラダを目の前にして、勉強したはずのそれぞれの筋肉や関節の動きを投影して理解することは、すぐには少し難しいようです。
このような動きには、関節がこのように動き、どの筋肉が関連しているのか。もし、その動きに左右でアンバランスがあれば、それは何が影響しているのか・・・このようなことを規定の整体の施術をしながら考えて行きます。それが当スクールの整体です。毎回、同じ手順で同じ施術をしますので、前回と比べてどうなのか。もし違うなら、前回から今回までの間で何か要因となる事柄があったのか。その事柄と前回との相違点は関係しているのか。そして、左右を均等に整える場合、どのような整体をすればいいのか。このようなことを考えなら整体を行って行きます。整体をしながら、カラダを会話をしているようです。さらに、お客様とも実際に会話をしながら一緒にカラダを整えていく感じです。
このような整体をしていると、カラダのアンバランスはそこに原因があるのではなく、意外な部位に何かがあり、いろいろな部位に影響を与えて、そこにアンバランスが生じ、ようやく自覚されることとなったりします。さらには、そのアンバランスさえ、本人は気付かないことが多いようです。自分のカラダであっても、自分が把握できているわけではないのです。セラピストの意義は、そこにもあるようです。
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