2012年05月21日
マッサージ学校でも自宅でも、私は気がついたら
ボールを投げたりバットを振っているフォームを繰り返しています。
それくらい、私の体には野球がしみこんでいますし、
大好きなんです。
さて、野球は思いっきり力を入れてボールを投げたからといって
いいボールが投げれるわけではありません。
思いっきり力を入れてバットを振っても、
ボールがよく飛ぶという事もありません。
どちらかというと、力をあまり入れずにボールを投げたり、
バットを振りぬいた方が、よい結果が出る事の方が多いのです。
しかも、動きはほとんど、円を描くような動きです。
ボールを投げる際も、最後は腕を自分にまきつけるように投げます。
バッドもそうですね。最後は自分の背中まで
巻きつけるように振ります。
しかし、武道では基本的に、最短距離を通り、
相手に打撃をあたるよう指導されます。
突き、すなわちストレートパンチは、
その名のとおり真っすぐ最短距離で出します。
蹴りも真っすぐ蹴った方が、相手にかわされる事が少ないです。
もちろん、回し蹴りというワザもありますが、
基本は、真っすぐの蹴りです。
このように考えると、武道と野球では全く動きが違うのです。
私は運動能力はあった方だと思います。
短距離走、長距離走、幅跳び、高跳び、
どれも学校の中では、陸上部と一、二位を争うくらいでした。
しかし、野球は二流でした。
高校の時は、陸上部やラグビー部から、
「お前や野球やない!こっちの方が絶対向いてる!」
と、よく誘われたものです。
恐らく自分の運動能力を120%野球に使えなかったのでしょう。
それは、最初に取り組んだスポーツが少林寺拳法だから、
小学校1年生の時から、力を入れて、腕や足を直線的に
動かす動作を繰り返し練習したかではないかと思うのです。
その仮説を思い付いた頃から、
昔、武道をやっていた人に会うたびに、
野球をやったことがあるかと聞いたりするのですが、
ほとんどの人は野球をやっていません。
また、以前、武道をやっている人が野球をやっているのを
見た事がありますが、あまりうまい人を見た事がありません。
面白いです。
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