2012年01月16日
マッサージスクールでは、学院生の独立開業をサポートするために、
しっかり仕事として稼げるようになるための知識を
学んでもらえる講座も行っています。
他のスクールの多くでは、そのような講座を開講していないようですが、
日本ボディーケア学院では、外せない講座と考えています。
その中で、セールスの方法もお教えしています。
尚、セールスとは、無理やり何かを売りつける方法でありません。
■ お客様の問題をお聞きし、その問題解決のための
最善の方法をご提案する。
というのが、私のセールスに対する考え方ですが、
その際、お客様の財布の中を予想しないようにと教えています。
つまり、
「この人には、恐らくこのサービスは高すぎるので、きっと必要ないだろう。
だから、この方にこのサービスを勧めるのはやめておこう」
という考えをしないようにと教えています。
今回、その私の考え方に「間違いなし」という
確信を持った出来事があったので、ここでお話したいと思います。
昨年、私は数年振りに歯科医院に通いました。
毎年1回、定期健診には行くのですが、
ずっと虫歯がないので、歯科医院に通うという事が、
もう5年はなかったと思います。
しかし、歯の詰め物が取れてしまったので、
久しぶりに通い始めたのです。
そのついでに、他の詰め物や、以前治療してもらった所などを
治してもらったのです。
その、私が通っている歯医者さんはとてもお上手です。
また、とても丁寧な方なので、そこに行く事は全く苦にならないのですが、
一つだけ気になる事があるのです。
それは、いつも保険治療のみを勧めて来られる事です。
例えば・・・
「谷口さん、この歯に詰めるモノは保険で充分なので、
保険で行っておきまね。
現金でも出来ますが、ここにそんな高価なモノを
入れる必要はありませんよね」
と、おっしゃるのです。
もちろん、できる限り保険が適用する範囲で治療はしてもらいたいです。
しかし、現金治療の方が良いと自分が思ったら、
それをお願いするかもしれないので、
最初から「現金治療にすると高いから保険でいっときますね」
と、言われちゃうと、
「ええっ!ちょっと待ってくださいよ」となってしまうのです。
せめて
「こちらは保険治療なら●●円ですが、現金治療なら●●●円です。
いがかなさいますか?」
と、聞いて欲しいな~
と、いつも思ってしまうのです。
恐らく私だけでなく、多くの患者さんに
同じようにお話されているのだと思います。
もう、かなりのベテランの先生なので、
わざわざ現金治療を行うのは煩わしいと
思われていらっしゃるのかもしれません。
また、確かにこのような言い方をした方が、
多くの方には受けるとは思うのですが、
その一言を言わないがために、最善の方法を自分で選択したいと思っている
患者さんには、不満を残すのではないかと感じたのです。
独立開業を目指すスクールを経営している私としては、
今後も、生徒さんには、
お客様の問題をお聞きし、
その問題解決のための最善の方法をご提案する。
例え、そのサービスが高価なものであったとしても、
自分が「お客様の問題を解決する最善の方法はこれだ!」と思ったのなら、
ぜひ、自信を持ってその高価なサービスを勧めて欲しいと思います。
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