2012年01月14日
マッサージスクールに通う生徒さんの中にも、
いろいろな人生があり、話を聞くと面白いです。
さて、昨晩は、メルマガを配信した後、
久しぶりに高校時代の野球部仲間と集まり
みんなで食事しました。
それぞれの今の近況を報告しあい、
また、自分の子供たちの話、そして昔話をしながら、
とても楽しい夜を過ごしました。
そんな中、高校時代のピッチャー二人が、
「もし、俺達の時代に、今のプロ野球のシステムがあれば、
プロで投げるチャンスがあったかもね」
と、話し始めたのです。
この二人は私達のチームの柱で、また、野球センス抜群の二人でした。
大学野球でも充分通用するレベルだったと思うのですが、
残念ながら、二人とも高校卒業と同時に野球は
辞めてしまいました。
その二人が野球を辞めた原因の一つに、
当時のプロ野球の閉鎖性があったのです。
今から30年前のプロ野球は、とにかくすぐに使える人材しか取りません。
これは当然と言えば当然なのですが、
当時のプロ野球は「将来性のある人材を入団させて、
時間をかけてを育成し、将来、チームの看板選手にする」
という発想があまりありませんでした。
しかし、今は「育成制度」という
「まだ未知数だが将来有望な人を入団させ育成する」
という考え方が一般的となっています。
もし、30年前にその制度が導入されていれば、
うちの二人のピッチャーは、プロ野球の門をくぐる事は、
絶対に出来ていたと思います。
その話から、
自分達の周りを見渡して見ると、今の日本には以前と比べて、
いろんなチャンスが多くなった。
仕事がやりやすい制度が整ってきている。
という話になり、
最後は、≪今の日本はチャンスに溢れてている!さらに気合いを入れて頑張ろう!≫
という話でまとまり、来年の再会を誓って別れました。
確かに、日本はまだまだ不景気。
といいわれていますが、
インターネットが普及し、いろいろな情報を誰もが
簡単に手にする事ができるようになりました。
様々な障壁は、各業界であるものの、
いずれも工夫次第で、なんとか乗り越えられるものばかりです。
本当に、私達は、今、とってもいい時代に
暮らしているのかもしれません。
ちなみに、うちのピッチャー二人ですが、
高校を卒業後、一人は大学に進み、
今は、日本屈指の大銀行で活躍しています。
もう一人は、高校卒業後、数年間の会社務めの後、
広告会社で独立起業し、今では私達の中で一番の稼ぎ頭となりました。
銀行マンになった元ピッチャーは「プロに挑戦せず、今の方が正解だった」と、
言っていました。
独立起業し、成功した方は、「俺はやっぱりプロに行きたかった!」
と、昨晩、叫んでいました。
私は、二人とも正しい選択をし続け、今の幸せを手に入れたと
確信しています。
自分の夢は絶対に叶えなければならない!
と、ずっと私は思ってきましたが、叶わない夢がある事も事実です。
しかし、大事なのは叶わなかった夢があったとしても、
それをいい方向につなげる事ができれば、
より大きな幸せを掴めるのだ。
と、感じる事ができた夜でもありました。
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