経絡マッサージで、デビュー前の心配事
2007-10-08
こんにちは、安保です!
今日の都心は、朝から雨降りでした。
せっかくの体育の日、ちょっと残念ですね。
さて、昨日は経絡マッサージの授業を行いましたが、午後のスタートに、参加の皆さんと少しディスカッションしました。
テーマは、
「今、60分、6千円でお客さんに経絡マッサージすることに。何か問題はありますか・・・??」
参加の3名は、もう一通りのテクニックは終わり、受講終盤の方たちです。
1時間程度のマッサージはすでにこなせるようになっています。
そこで、いま何が自分に不足していると感じているか聞いてみようと思って、先の質問を投げかけました。
主な答えとしては、
◎自分の施術がお客さんの要望に応えられるか、実際まだわからない
◎時間配分がちょっと心配
◎質問された時、答えられるか心配
というところでした。
それで、私からは自分の体験を通してアドバイスさせていただきました。
はじめの、
施術が受け入れられるかについては、
これは、お客さん要望が何なのか、確認して、それを外さないように一生懸命やるしかないと思います。
人それぞれ強さの受け止め方も違いますから、加減が適切か、要所要所で質問して、確認していけばそう的外れなことにならないはず。
「自信がない」ということに通じると思いますが、自信がついてくるのは、お客さんがリピートしてくれた時、次の予約を帰りに入れてくれた時であり、指名してくれた瞬間に
「あ~、自分の施術が受け入れられたんだ~」と頼りにされてからです。
最初のリピートや指名は、本当に感動しますよ。
以前、卒業生でお客さんが施術を終えた帰りに、次の予約を入れてくれ、すごい嬉しかったのも束の間、「今度来られた時に、期待に添えなかったらどうしよう・・・!」という臆病病が出て来てしまい、その日を迎えるまでさらにプレッシャーを感じたという人がおりました。
私の場合はある意味開き直って「ただひたすら誠意を持って自分の出来る最善を尽くす。それで駄目ならしょうがない」という感じです。
次の時間配分は、これは慣れの問題も結構ありますね。
重点的に施術すべきところに何分くらいかけてその他をどのくらいでやるか。
パーツごとに基本をもとに流したら何分でいけるか一度自分でもタイムを計測しておいたら良いでしょう。
時間が迫ってくると、気持ちがだんだん焦ってしまいがちです。
できれば、全ての工程を丁寧にやりたくなってしまうでしょうが、最低限おさえるべきところを思い切って決めて、省くところは省く(お客さんに露骨に省略したと思わせないように)ことも大事です。
その鍵を握るのは「脳への対話」だと思います。
最後に、
質問への受け答えですが、
医学的なことは絶えず興味をもって勉強するべきです。
一度に詰め込んでも使わないと忘れてしまうことも多いと思います。
誤解のないように読んでいただきたいですが、お客さんに聞かれて答えられず、背中に冷や汗をかいた時に勉強した事は身に入ります。
あとはスタッフ仲間と話し合う事で深められると思います。
お客さんの体に触れる仕事ですから、医学的な知識は絶えず学んで行くべきです。
また、雑誌やテレビで話題になっていることなども、お客さんは結構見ていて質問されたりしますから、チェックしておくと会話がスムースだと思います。
危険なのはハッタリで答えてしまうことです。
完全に的外れなことを言ってしまったらアウトでしょう。
確信のもてない事は、「はっきりお答えできないので、調べて返答します」と返した方が誠意ある対応と感じてもらえるでしょう。
と、だいたいこのような内容で話し、皆さんとも楽しく意見交換しました。
さあ、残りあと少し、頑張って行きましょう!