玉川温泉での経絡マッサージ修行~その8
2007-07-15
2007-07-15 19:09:21
1つ歯車が回りだすと、次の歯車が回りだす。
一人信頼してくれたお客様がつくことで、その方がくり返し来てくださる。
一人感動してくれたお客様がつくことでそのお仲間を紹介してくださる。
セラピストの仕事の醍醐味もやりがいを一番感じるのはそこにあるのでは・・・
自分のなした施術を認めてくれた事実は、仕事という範囲を越えて、使命感すら覚えるものです。
逆に、自分の施術に満足していただけなかった場合は、これは、正直気落ちしてしまうものです。
自分のいたらなかった点を見つけたり、反省したり・・・
特に、経験が浅いうちは自信がつくまで、よりタフであらねばならないかも知れません。
谷口学院長に入校後すぐに教わった事の1つに、「来たお客さん10人中10人を満足させようとするなんて絶対無理!
10人中7人を満足させて上げれたら、それで十分です。
残りの3人を何とかしようと思ったら、それはもう、すごい勉強をしないと駄目です。
その勉強は多くの時間とお金がかかります。
有名な先生のもとに弟子入りする必要もあるかもしれません。
本当にそれをしたいのなら、目指すのはいいけど、私もそれをしてきたけど半端じゃなく大変ですよ。
セラピストとして活躍するのなら、私が教える内容でまずは十分です。
自分がどこまでは対処できて、どこから先は、医師や治療家につなげていくべきか
その範囲をわきまえていたらいいんです」と。
これまで、何名か私が施術したお客様とのエピソードを紹介してきましたが、私は、はじめから「この人をリピーターにしてやろう」なんてことで、対応はしていませんでした。
どちらかというとなるべく謙虚に、自分のできる精一杯のことをして差し上げるだけでした。
まだまだ経験の浅い中でしたから1回1回の施術が真剣勝負でした。
その中から、リピートしてくれたら、それだけで逆に「本当にありがたい」と思っていました。
でも、「10人中7人」でもいいんだと思うと、案外自然と、肩の力がぬけて気負いすぎず、ちょうど良いかもしれません。
8月のお盆期間に入りました。
玉川温泉に訪れる人もかなり増えてきました。
リピートして施術を予約してくださる方が増え、連泊される方は約8割、次の予約をしてもらえてました。
その方々の予約の隙間に当日受付を加えるのですが、お盆期間中は1日に1~2名しか受付できない状況になりました。
そのため、来られたお客様の希望の時間に、お受けできず、何人もお返ししてしまいました。
通常は18時で終了していたのですが、どうしてもと依頼され時間を延長して行いました。
自分自身もどこまでできるのか限界への挑戦でした。
朝の9時から夜の10時まで。
正味の施術時間だけで500分オーバーです。
人数的には、40分の施術を13名。
それだけやると、さすがに私も体力的にきつくなりました。
手も、特に5歳の時に車のドアに挟まれた怪我で、発育の悪い左親指が限界に達しました。
そのため、どうしても両手で指圧をしないとならない、場合以外は、右手で姿勢をアレンジして行ったりしていました。
まさに「必要は発明の母」状態でした。
また同時に、施術法も同様に開発しました。
基本的な経絡マッサージを基により細かく、また角度や圧をかえてバリエーションを作りました。
それは、基本の手技の組み合わせと骨格と筋肉の位置関係が分かれば、お客様のコリやハリの状態を手からスキャンして、オーダーメイドのような施術をできます。
それにしても、今思い返しても自分なりに頑張ったと思います。
体は1日10名もしていくと、やはり疲れてきますが、お客様の期待に応えられて「ありがとう、楽になりました」と言われてお金をいただく瞬間は、それまでしてきた仕事とは、一味違う感動があるものです。
また、下世話なところまであえてお伝えしますが財布にどんどん現金(お札)がたまり、膨らんでいく感じもリアルに稼いでいる感じがとてもするものです。
(つづく)