セラピストに向く体とは〈親指・その1〉
2008-04-15
2019-06-16にページの内容を更新しました。
こんにちは、安保です。
今日は、受講前によく質問される内容の1つで「セラピストに向く体はありますか?」という問いにお答えしたいと思います。
いくつかお伝えしたいので3回シリーズに分けてお伝えしますので、よろしくお願いします。
■その1:親指
マッサージや指圧をする時には、よく親指を使います。家族や友達にしてあげた時など、だんだん親指が痛くなったことはありませんか?それで、セラピストの仕事をしてみたいけど、そこまで辛い思いをしてまでするのはどうも・・・という方も、多くいらっしゃるようです。
親指の使い方には、ポイントがあります。
まずダメなやり方は、指先だけでこねたり、揉んだりすることです。これをやると、手のひらの親指と人差し指の間の部分が痛くなります。ひどいと腱鞘炎になります。そしてさらに、肩がこり、肩甲骨の内側もこってくるようになります。これではとても、やってられなくなりますね。
ですので、しかっりした圧を親指にかけて、施術したい場合は、指に自分の体重をある程度かけて手首を使って揉んでいきます。これを母指揉捏(ぼしじゅうねつ)と言います。
▽今回は、当学院でお教えしています経絡マッサージの講義にて、講師が母指揉捏を解説している動画を撮りましたので、公開します。
経絡マッサージ本科コース 母指揉捏の動画(1)
経絡マッサージ本科コース 母指揉捏の動画(2)
先日も新しい生徒さんがお一人、経絡マッサージの初授業に参加されましたが、指の使い方をまず初めにレクチャーいたしました。
長い時間の施術をしていくには、体に無駄な力を使わせない方法、効率よく圧をかけていく方法がとても大事になります。
はじめはやり難いと思うのですが、ある程度練習をすれば誰でもできるようになります。「母指揉捏ができれば、指が痛くならないのですか?」と聞かれそうですが、そこは人によって痛くなる人とそうでない人に分かれます。
その見極めと対策については、また次回にお伝えしたいと思います。