まずは模倣から
マッサージや整体の技術を上達させていくコツがあるとしたら、それは何だと思いますか?もしかすると、あなたもご存知かもしれませんが、答えは『模倣』。すなわち真似ることです。しかし、その『模倣』。気をつけないと上達するどころか、上達の足を引っ張ることになる。という事は、ご存知でしたか?そもそも模倣とは、その分野のプロの方の動きをよく観察し、同じ動きを何度も何度も真似をして、その動きを自分の体に染み込ませていくことです。技術を身につける時はこの方法が一番の近道です。赤ちゃんも親の歩く姿をまねて歩けるようになりますし、厳しい職人の世界でも、「技は見て盗め」と言われる様に、弟子は親方のまねをすることから始めます。もちろん当スクールの講義でもマッサージや整体の習い始めは、講師の動きを模倣していただく事から始まります。では、なぜこの模倣が上達の足を引っ張るのでしょう。それは模倣をすることにも上手い、下手があるからです。模倣が上手い方は例外なく上達は早く、模倣が下手な方はなかなか上達ができないのです。下手な方がいくら模倣を続けても上手にはならないので、上達の足を引っ張ってしまうのです。ただ、この下手な方もちょっとしたコツを掴めば、すぐに模倣が上手くなるので、心当たりがある方も、心配をしなくても大丈夫ですよ。では、そのコツをお教えしましょう。そのコツとは『全体を見る』ということです。例えばマッサージの場合でしたら、上達しない方は講師の手先だけ、いつも見ているのです。そして手の動きだけを一生懸命まねるのです。逆に上達が早い方は、講師の全体の姿をまず見ているのです。手の動きはもちろん、姿勢、目線、足の位置、そしてリズムまでも見ているので、完成度の高い模倣になり、上達が早まるのです。どうですか?模倣も気をつけないと上達の足を引っ張ることになってしまう理由を理解していただけましたか?今後、技術を学ぶ機会があった時には、この模倣のコツを思い出してみてください。
日本ボディーケア学院
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