経絡マッサージは気の流れを意識する
2015-06-17
整体スクール、マッサージ学校の今日の様子です。
東京校では、経絡マッサージ・本科コースの平日クラス第6回目の講義が行われています。本日は、流注という講義で、カラダの頭から足の指先まで走行している気の流れについて学びます。
よく「ここは便秘にきくツボだよ」とか「お肌の調子が悪い時は、このツボを押すといいよ」などきくことがあると思います。とても素直にそうなのだとうなずく方もおられると思いますが、おまじないのように感じている方もおられると思います。しかし、実際にそのツボだけを押して便秘や肌荒れに効果があるかどうかは別にして、便秘や肌荒れに対して、そのツボを指定していることには根拠があるのです。そこに経絡の走行が関連してきます。何か問題がある臓腑を流れる気の道には、ハリがあったり経穴(ツボ)に反応があったりすることがあります。ただ、その道上には、その問題のある臓腑以外のいくつもの臓腑も流れていますので、問題がある臓腑を推測するには、いろいろな角度から総合して考えていく必要があります。そのために、複数の方を数多く経絡マッサージさせていただく経験が必要になってくるのです。
しかも、ただ経絡マッサージをさせていただくのではなく、ハリがあるところ、何かいつもと違うところはないか、マッサージをする手や指に神経と集中させ、また、お客様の反応も見ながら経絡マッサージをしないと意味がありません。このようなデータを積み上げる方法についても本日お話しさせていただきます。ただ、私たちセラピストは医師ではありませんので、病気を治すことが目的ではないことも、しっかりと認識しておく必要があります。