マッサージの時に意識する気
2015-01-18
整体スクール、マッサージ学校の今日の様子です。
東京校では、経絡マッサージ・本科コースの講座が行われます。
今日は6回目の講義となり、
「流注」という内容の谷口学院長が講師を担当される講義です。
この「流注」は何と読むかご存知でしょうか?
「るちゅう」と読みます。
「ながれる そそぐ」ですが、何が流れて注いているのでしょうか?
それは、主に「気」です。
気が体内のどこを、どのように流れるのかを
1本1本説明していきます。
1本1本、というからには、
気が通る道は1本ではないということです。
中医学では、12経脈と言われる
気が流れる代表的な通り道があるとされ、
それについて「流注」の講義では勉強していきます。
その中で、一般的にはツボと呼んでいる経穴(けいけつ)や、
気の道がとおる臓腑(臓器)にも触れていき、そこを通る気の流れが滞ると、
そのような影響がみられるのかなど、
実際に皆さんも体験したことがあるような事を
例にお話ししますので、「そんなことあるある」と、
とても納得ができるので興味がわきます。
さらに、それをマッサージや整体、経絡リンパマッサージの施術にも
活かしていくことが目的ですが、それは一朝一夕では難しいことです。
まずは、マッサージなど施術をする際に、
気の通り道を意識することから始めます。
筋肉のハリが感じられるところや反応があるところには、
どのような臓腑をとおる気が流れているのかを考えていくだけでも、
「流注」の理解が深まってきます。
そのように、単にマッサージや整体の施術のために手だけを動かすのではなく、
脳も使って施術することが大切です。